オーナー企業でしか使えない人事制度
98年5月21日実施のセミナーレジュメ
Updated on 5/14/98

ブレイクスルー・スキーム

★職能給表は不要!〜かえって邪魔な数字の羅列
★昇給は自由に!〜上げたい人を上げればいい
賞与は基本給とは分離!〜「しがらみ」を断ち切る第一の手段
退職金、まだやっているのですか?〜乏しい報酬戦略上の価値
人事考課表は不要!〜納得性は「価値観のぶつかり合い」からのみ生まれる
能力等級は不要!〜無用な「序列」が混乱を招く
★能力基準書は不要!〜社長すら該当しない「課長」の期待像
★絶対評価は大ウソ!〜人事の世界に「青い鳥」はいない

1.成果主義の時代に何をすべきか〜「納得性」の追求方法が変わった
1)オーナー企業でしかできないやり方がある
2)企業は「社長で99%が決まり、社長の器以上にはならない」という説
3)右肩上がり「累積賃金」がもたらしたもの〜賃下げではなく解雇へ
4)やはり「雇用の維持」は重要な社会貢献〜大失業時代における企業の価値
5)本当に「安心して働いてもらえる」ためには〜中小企業で働く人々の意識
6)「賃金=仕事の価値」の時代が到来〜グローバルスタンダードはどうなのか
7)欧米型賃金体系に対する誤解〜世界同時発の変革期
8)全員一律に賃金が上がる時代は終わった
   〜上がる人と止まる人は明確になってくる
9)ますます広がる賃金格差〜「コア人材」と「フロー人材」の区分が生まれる
10)「選択と選別」の人事制度が必要に〜「自由と自己責任」へのチャレンジ
11)今まではそれほど必要でなかった「納得性」
12)「納得性≠基準づくり」という現実〜人の計測からの脱却
13)今までの人事評価制度ではやっていけない〜常識のすべてを見直す
14)従来の常識をマイナーチェンジして「新しい」と言っているコンサル業界の混迷
   〜総論は立派でも出てくる方法(スキーム)は過去の遺物

2.人事評価制度はコレ!〜コロンブスの卵、「認定方式による評価制度」
1)人事制度は「企業発展のためにある」という大原則
2)「人の計測」ではなく「改善活動」でなくてはならない
3)従来の人事評価がどうもしっくりこない訳
4)「価値観のぶつかり合い」を目指す〜これでしか納得性は得られない
5)「会社の価値観を明確にすること」に本当の価値を見い出す〜なぜそう考えるのか
6)人によって課題も環境も異なるのに…
7)能力等級=職能資格制度の終焉〜一律管理から個別管理
8)決めたそばから陳腐化する能力基準〜「基準づくり」の迷宮
9)人材区分は3つで十分〜無用な等級(序列)は無意味
10)「もう決めてるんでしょう?」〜全く逆からのアプローチ
11)シンプルではあるが厳しい「認定方式」〜上司の存在価値が問われる
12)「なぜ彼はそこなのか」、「なぜそう感じるのか」を追求する〜認定方式の考え方
13)「証拠を出す工夫」が人材を活性化する〜みんなを説得できる材料を出す
14)気の利いた上司は何を始めるか〜自然発生的な「目標による管理」
15)「ガイドライン」の設定〜ハイパフォーマーの行動様式
16)「責任等級制度」による新パラダイム〜ポジションの職務価値=賃金
17)職務価値を決める要素〜総合評価(革新と維持、戦略的価値など)とベンチマーク
18)期間業績評価の方法〜加点評価の考え方
19)評価品質維持のために〜多面評価、上位者公表、事後サーベイ、復活折衝

3.報酬制度はコレ!〜「難しいことは一切なし」
1)賃下げ時代に対応する報酬戦略
2)無秩序な昇給(累積賃金)は不良資産と化す〜変動給化をいかに進めるか
3)累積賃金と時価賃金の区分〜月給と賞与への反映法
4)賃金体系には「最も簡単で最も重要なコツ」がある〜累積賃金の上限設定
5)ブロードバンドによる範囲給〜グローバルスタンダードの賃金体系
6)進歩がなければ昇給はゼロ、上げ潮の人材には思い切った昇給を
7)昇給は自由に〜昇給は「紆余曲折型」でいい
8)時価賃金は「責任等級制」を考える〜認定方式による責任等級制の導入
9)賞与を基本給非連動にする〜責任等級とポイント方式賞与制度
10)使える半期年俸制〜半期単位の仮払いと精算
11)年俸額自体を職務価値ランキングにする方法〜ステージ年俸制
12)退職金は報酬戦略としての価値があるか〜我が社は永年勤続を奨励するか否か
13)余計な金は使わない〜個人的利益の洗い直しなど