労務管理・労働法

民事上の個別労働紛争における相談件数「いじめ・嫌がらせ」が今年も最多に

 先日、厚生労働省から「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」の結果が公表されました。 「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルを未然に防止し、迅速に解決を図るた […]

リニューアルされた愛知県公開の「わかりやすい中小企業と就業規則」

 今年も育児介護休業法の改正により、就業規則の改定が必要になっていますが、相次ぐ法改正に加え、職場を取り巻く環境も大きく変化していることから、就業規則を見直そうという企業が増えています。今日はそんなときに活用できる冊子を […]

規制改革推進に関する答申2022(案)に見る労働分野の改革提言内容

 近年の働き方改革等の動きでは、規制改革推進会議の影響が大きくなっています。そこで本日は、規制改革推進会議が2022年5月27日に示した「規制改革推進に関する答申(案)」の中から、人事労務管理に影響が大きい項目を見ていき […]

新卒社員に対しても徹底されていない入社時の労働条件明示・就業規則閲覧

 労働基準法では、賃金や労働条件などの重要な労働条件は、書面で労働者に明示すること、そして就業規則についてもいつでも閲覧できるようにすることが求められています。そんな基本的なことも現実にはなかなかできていないことが多いよ […]

厚労省から公表された解雇無効時の金銭救済制度に関する検討会報告書

 企業では、ときに様々な理由から従業員を解雇せざるを得ないことがあります。解雇された従業員はそれを不服として、労働契約上の地位があるとしてその確認を求め裁判を起こすことがありますが、解雇が無効と判断された場合には、労働契 […]

今後の働き方改革の参考となる「働き方・休み方改革取組事例集」

 ここ5年程、働き方改革が進められ、特に年次有給休暇の取得促進などが進んでいると思われますが、安定的な人材の採用と定着のためにも、更に働きやすい環境の整備として柔軟な働き方の導入などを検討されている企業も多いのではないか […]

明日から行われる厚生労働省関係の主な制度変更(令和4年4月)

 明日より新年度となりますが、厚生労働省関係でも様々な法改正が行われます。最近は厚生労働省の情報発信も非常に実務的になっており、先日、その改正の概要を一覧にした表が公表されました。  以下ではそこより、改正のポイントを引 […]

2022年4月1日以降増加する?消滅時効の延長により2年を超える未払賃金の請求

 2020年4月1日、民法の改正に合わせ労働基準法が改正され施行されました。この改正は、改正民法において、短期消滅時効(1年間)が廃止されるとともに、一般債権に係る消滅時効は、①債権が権利を行使することができることを知っ […]

大多数の企業が年間休日日数 100日以上に設定

 求職者が就職する企業を選択するとき、様々な労働条件を見ることになりますが、近年は給与の額のみならず、休日日数等にも高い関心を寄せることが多くなっています。そのため、企業は自社の休日日数をどうするかを迷うことになりますが […]

厚労省が取りまとめた「シフト制」での雇用管理の留意事項

 労働基準法の前提は、労働契約の締結時に労働日や労働時間を決めて働くことですが、現状、人手不足や労働者のニーズの多様化、季節的な需要の繁閑への対処等を背景として、パートタイマーやアルバイトを中心に、労働日や労働時間を一定 […]