Last Updated on 4/19/2006
賞与の計算方法として現在多くの企業で採用されている「基本給連動型賞与制度」は非常に大きな問題を抱えています。というのは一般的に基本給は従業員の生活を直接支えるものですから通常は生活給的(言い換えれば年功的)に運用されています。賞与の計算をこのように年功序列的に運用されている基本給に連動させれば、それによって計算される賞与も必然的に年功に流れてしまいます。賞与の基本的な性格が短期的な業績に対する成果配分であるとすれば明らかに不合理な計算方法ではないでしょうか。また給与制度はその時々の経営環境や人事政策に応じて柔軟に決定される必要があります。しかし賞与や退職金の計算が基本給と連動していては、給与体系を変更することすらままなりません。 | こうした問題点から賞与制度は最低限基本給とは非連動にし、成果配分的な運用を行うことができる体制を構築する必要があります。そのための具体的な方法が「ポイント方式賞与制度」です。 本ソフトはこのポイント制賞与制度を設計する際に使用するシミュレーションです。
■動作環境および作者
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【動作環境】 | Microsoft Excel2000以降が動作する環境 ※当webpage以外において,ソフトの使用方法等に関するサポートは一切行いませんのでご了承下さい。なおWindows及びExcelの操作方法等につきましては各社窓口または販売店にお問い合わせ下さい。 【作者】 大津章敬(webmaster@roumu.com)
■概要
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「ポイント方式賞与設計システム」を利用すると、以上の様なポイント方式賞与の設計・計算を自動的に行うことができます。このポイント方式賞与は賞与原資をあらかじめ確定し、それを全員のポイント合計で割ることによってポイント単価を計算し、各人の賞与支給額を計算する仕組みのため、配分ポイントや評価結果を変更する度にポイント単価が変動し、賞与支給額が変更されます。 | 【ポイント】 1)リアルタイムのシミュレーションに効果 このポイント方式賞与制度の設計は何度も何度もシミュレーションを繰り返し、自社に最適なポイント配分表を作成する必要があります。ポイント方式賞与制度は賞与原資をあらかじめ確定し、それを全員のポイント合計で割ることによってポイント単価を計算し、各人の賞与支給額を計算する仕組みのため、ポイント配分表を書き換える度にポイント単価が変動し、賞与支給額が変更してしまうので、手計算では十分な検討を行うことは不可能でしょう。 2)毎年の制度運用にも効果を発揮 制度の設計が終わり毎年の賞与の計算を行う際にも、煩雑なポイント計算作業が自動化され、生産性を向上させることができます。 【ポイント制のメリット】 a)業績賞与制度に最適 まず賞与原資を確定し、それを一定のルールにしたがって配分するという方式のため、決算賞与など業績配分の方法としては最適です。 b)賞与の配分を政策的に行うことができる 例えば年功的な要素を多くしたいのであれば勤続ポイントを、職群を中心とした配分を強めたいのであればグレードポイントを、役割評価的な運用を強めたいのであれば役割ポイントを多くすることによって賞与の配分を政策的に調整することができます。また制度の切り替えの際にも、当初は勤続ポイントの比重を高めに設定し、その後数年かけてグレードポイント及び役割ポイントの比重を高めることによって制度のソフトランディングを図ることができます。
■バージョンアップ情報
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V1.02(98/3/19)での改定 | 1)等級別プロットの不具合を修正 V1.03(98/6/5)での改定 1)役割ポイントの読み替え不具合を修正 V1.04(99/7/8)での改定 1)評価方法を加点評価方式に変更 2)印刷の設定を追加 V1.05(99/7/12)での改定 1)等級別プロットの不具合を解消 V2.01(2000/10/24)での改定 1)グレードポイントの等級を増加 2)グレード別プロットを更新 V2.02(2002/2/15)での改定 1)グレードポイント、役割等級ポイントの等級を増加 V2.03(2003/4/30)での改定 1)評価方法をSABCD評価に再変更 2)全体のデザインを変更 V2.04(2006/4/19)での改定 1)グレード別プロットの不具合を修正 2)人数を150人に拡大
■ダウンロード
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「ポイント制賞与設計システム」はLHAの自己解凍方式で圧縮されています。次のEXEファイルをダウンロード後にファイルをダブルクリックして解凍して下さい。なおダウンロードおよびご利用にあたってはこちらをご確認下さい。 | 一覧へもどる Meinan Management Consulting Network All Rights Reserved |