愛知労働局の「ブラック企業」監督指導 全体の78.9%で何らかの法令違反

愛知労働局の「ブラック企業」監督指導 愛知労働局では、若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組として、昨年9月に実施した過重労働重点監督月間の監督指導状況をまとめました。以下ではそのポイントについて取り上げます。
重点監督の実施事業場 377事業場
違反状況
 全体の78.9%に当たる266事業場で何らかの労働基準関係法令違反が認められた。
 ①違法な時間外労働があったもの 156事業場(46.3%)
 ②賃金不払残業があったもの 57事業場(16.9%)
 ③過重労働による健康障害防止措置が実施されていなかったもの 7事業場(2.1%)
健康障害防止に係る指導状況
 過重労働による健康障害防止措置が不十分なもの 85事業場(25.2%)
 労働時間の把握方法が不適切なもの 28事業場(8.3%)
重点監督に把握した時間外・休日労働時間が最長の者の実績
 80時間超 149事業場(44.2%)
  うち100時間超 86事業場(25.5%)

 いわゆるブラック企業対策として、若者の「使い捨て」が疑われる企業等への監督は今後も重点的に実施されるとされています。以上のようなポイントが重点的に調査されますので、自社の取扱いに課題はないか確認し、適切な対応を行っておきたいものです。


参考リンク
愛知労働局「過重労働重点監督月間(9月)にかかる監督指導結果等について」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/houdou/2013/0131_001.html

(大津章敬)
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/

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