県内中小企業の今後の経営戦略の最重点ポイントは「人材育成・確保」
愛知県は先日、平成25年度の「愛知県中小企業基本調査結果」を取りまとめ、公表しました。この調査は、愛知県内に事業所等を置く中小企業者を対象に実施されたもので、回答は2,458社(製造業その他1,541社、卸・小売業498社、サービス業419社)。
この中で「今後取り組むべき経営戦略」という項目を見ると、製造業その他では「人材育成・確保」が18.3%ともっとも多く、次いで「販路開拓」が15.5%で続いています。卸・小売業では「販路開拓」が20.1%ともっとも多く、次いで「人材育成・確保」が15.5%の順、サービス業では「人材育成・確保」が20.4%ともっとも多く、次いで「新商品・新サービスの開発」が14.2%の順となっています。このように調査対象の全分野で「人材育成・確保」が最重要の課題として認識されていることが分かります。
愛知県の雇用環境は全国でもトップレベルで推移しており、今後は更に人材確保が難しくなることが確実です。安定的な人材の採用と定着、そして育成ができるよう、人材採用手法および人事諸制度の見直しを検討することが望まれます。
参考リンク
愛知県「愛知県中小企業基本調査結果について」
http://www.pref.aichi.jp/0000069626.html
(大津章敬)
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/
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