平成26年2月の建設業・保安業の愛知県有効求人倍率は5.5倍超

26年2月常用求人求職状況 ハローワーク愛知が毎月集計している「職業別・年齢別 有効求人・求職状況」の平成262月版が公表されました。今回はこのうち、常用労働者の職業別求人・求職状況について見ることとしましょう。

 景気回復の声が聞こえる中、愛知県の雇用環境は製造業を中心として堅調に推移しています。求人・求職状況を職業別に見てみると、建設業と保安業の有効求人倍率が圧倒的に多く、それぞれ5.5倍を超えている状態であり、全体平均が1.38倍である状況と比較してみても、人材確保が大変難しくなってきていることが伺われます。

 今後、東京オリンピックの開催に伴う首都圏の建設ラッシュとともに、それに伴う保安業務が増加することが予想されることから、建設業と保安業においてはますます人材の安定的な確保が難しくなっていくことが考えられます。また、人材確保のために、賃金の上昇を行う必要性が発生することも予想されます。企業においては、求人方法の見直しや入社後の定着率向上の方策等を早目を考えていくことが不可欠です。


参考リンク 
愛知労働局「常用職業別・年齢別 有効求人・求職状況(平成26年2月内容)」
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000068/68118/25jisshijoukyou.pdf
 

(小堀賢司)

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