プリセプター制度で新人職員の早期スキルアップ!【愛知県働き改革】取組み事例【社会福祉法人東加茂福祉会】
愛知県では「愛知の働き方改革」として、労働者の生活スタイルや家庭責任、地域貢献等に対応できる、多様な働き方・効率的な働き方を勧めるため、県内企業の働き方改革の取組み事例を紹介していますが、今回は社会福祉法人東加茂福祉会の「プリセプター制度」を紹介します。
社会福祉法人東加茂福祉会では、新規採用職員の育成の取組の一つとして、プリセプター制度を導入しています。一般的には医療機関で2~4年目の先輩職員がプリセプターとして、新人であるプリセプティーをマンツーマンで育成する制度のことをプリセプター制度と呼んでいますが、一般企業ではブラザーシスター制度などと呼ばれることも多い制度です。
具体的には、新人職員は毎日チェックシートをつけることにより仕事の内容を振り返り、プリセプターはそのチェックシートに基いて新人の状況を把握しながら指導・助言を行い、職員の能力開発や職場における悩みの解消、定着化に向けた研修体制の充実を図っているそうです。またプリセプター制度の導入の効果として、法人の考え方や入居者に対するケアの方向性が明確となりスムーズに業務に移行できたり、定期的にプリセプターと振り返りを行うことによって、育成の進捗状況や業務の進め方・入居者への気付きが理解できるようになる効果もあるようです。また新人と先輩の信頼関係が構築され、職場で抱える不安や悩みの解消にも役立っているようです。
プレイングマネジャーの多い中小企業では、マネージャーが直接部下を指導したり、不安や悩みの相談を受ける時間がとれないことも少なくありません。ラインによる管理だけでなく、先輩と新人の繋がりを活用することを検討してみてはいかがでしょうか?このほかにも以下のリンクから愛知県各企業の取組みを確認することができますので、興味のある方は是非確認してみてください。
参考リンク
愛知の「働き方改革」事例を掲載しました!
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/riyousha_mokuteki_menu/jigyounushi/jigyounushi_jouhou/hatarakikata-jirei.html
(中島敏雄)
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