愛知県内大学・短大生の就職内定率(11月末)は過去最高の77.9%
愛知県の雇用は引き続き、深刻な人材不足の状況となっています。厚生労働省が昨年末に発表した平成28年11月分の有効求人倍率(愛知県・就業地別)は1.63倍となり、全国平均である1.41倍を0.22ポイント上回る状況にあります。この水準はバブル絶頂の頃の全国平均を軽く超える状況であり、今後、人材不足による事業遂行への悪影響が予想されます。
さて、そんな中、愛知県は2017年3月の大学・短大卒業予定者の昨年11月末現在の就職内定状況をとりまとめました。その結果は以下のとおりとなっています。
大学・短大計の就職内定率 77.9%(対前年比4.7ポイント増)
大学卒業予定者の就職内定率 78.4%(対前年比4.8ポイント増)
短大卒業予定者の就職内定率 73.2%(対前年比4.6ポイント増)
この77.9%という就職内定率は、前年同期と比べて4.7ポイント上回り、調査開始以降、最高水準(これまでの最高値は平成10年11月末の74.1%)となっています。
大学生・短大生の新卒採用も極めて難しい状況になっていることで、特に中小企業においては安定的な人材確保のための対策を真剣に議論していくことが求められています。当面はこの状況が続くことが予想されます。企業としては多様な人材の活用によって仕事を回していけるような工夫が不可欠となっています。
参考リンク
愛知県「県内大学・短大生の就職内定率(11月末)は、対前年比4.7ポイント上昇の77.9%」
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/shugyo/j-2016-naiteiritsu201611.html
厚生労働省「一般職業紹介状況(平成28年11月分)について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000146330.html
(大津章敬)
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