外国人の厚生年金保険加入時に提出が必須となったローマ字氏名届
日本で働く外国人の従業員には、基本的に日本人と同様に厚生年金保険の適用がありますが、今回、その被保険者資格を取得する際の手続に変更がありましたので、ご紹介します。
以前より、外国人の従業員が被保険者資格取得をする際には、「アルファベット氏名(変更)届」を任意で提出することなっていましたが、2014年10月1日からは、「ローマ字氏名届」を原則全員提出することとなりました。
これは、年金記録を適正に管理していくための取り組みの一つで、外国籍の従業員やその被扶養配偶者の方の「厚生年金保険被保険者資格取得届」「厚生年金保険被保険者氏名変更届」「国民年金第三号被保険者関係届」等を提出する際に併せて提出が必要となります。
このローマ字氏名届には、在留カード(または特別永住者証明書)または住民票に記載されているローマ字氏名を大文字で記載することになっています。 なお、すでに被保険者資格を取得している従業員についても適正な年金記録の管理のために、この氏名届を提出することが望ましいとされていますので、今いる従業員も含め、漏れなく提出をしていくことがよいでしょう。(佐藤和之)
<参考リンク>
日本年金機構「『ローマ字氏名届』の提出をお願いします」
http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000022096zuAGXZpmGD.pdf
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