日・フィリピン社会保障協定に署名/日本政府
2015年11月19日、日本政府はマニラにおいて、フィリピン政府と「社会保障に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定(日・フィリピン社会保障協定)」に署名を行いました。
現在、日本・フィリピン両国の企業等からそれぞれ相手国に一時的に派遣される被用者(企業駐在員等)には、日本・フィリピン両国の社会保障制度への加入が義務付けられているため、社会保険料を日本と現地とで二重払いしなければならないなどの問題が生じています。両国間での社会保障協定の締結は、これらの問題を解決することを目的としており、今後、協定を締結し、その効力が生ずることで、派遣期間が5年以内の一時的なものであれば、原則として、派遣元国の社会保障制度のみに加入することが可能となり、二重加入の問題が解消され、また、両国での保険期間を通算してそれぞれの国における年金の受給権を確立できることとなります。
今後、この協定を締結するために、外務省が国会に承認を求めることを予定しています。なお日本は、これまでに18か国と社会保障協定を締結しており、フィリピンとの協定締結は19番目のものとなります。
<参考リンク>
厚生労働省「日・フィリピン社会保障協定の署名が行われました」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000104728.html
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