マイナンバーカードが2021年3月から健康保険証として利用できるようになります
あけましておめでとうございます。今年も大熊ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
大熊社労士
あけましておめでとうございます!
服部社長
あけましておめでとうございます。大熊さん、今年の正月はゆっくり休めましたか?
大熊社労士
ありがとうございます。はい、本当にゆっくりできました。服部社長はいかがでしたか?
服部社長
はい、私も今年はゆっくり休みましたよ。ほとんど出掛けることもなく、サッカーにラグビー、駅伝と、ずっとテレビでスポーツ観戦をしていた感じです。
大熊社労士
それは良かったですね。社長の母校もラグビー、駅伝と素晴らしい結果でしたものね。
服部社長
そうなんですよ。良い正月でした(笑)
大熊社労士
さてさて、今日は新春ということで新しい動きについてお話したいと思います。マイナンバーカードが2021年3月より健康保険証として利用できることとなりました。ところで、みなさん、マイナンバーカード、お持ちですか?
全員
いや…
大熊社労士
あらら、そうですか。ちなみに私は持ってますよ。日頃はなかなか使用する機会はありませんけどね。まあ、こんな状況ですので、国としても利用促進策を今後、いろいろと打っていきます。その中の一つが健康保険証としての利用なのです。
福島さん
マイナンバーカードが健康保険証になるといろいろメリットはありそうですね。例えば、入退社の際、現在であれば健康保険証の切り替えが必要でしたが、それが必要なくなりますよね。
大熊社労士
そうですね。現実には健康保険証がすぐになくなるわけではないので切り替えの手続きは必要ですが、保険証の切替えを待たずにマイナンバーカードで受診できるので、早く保険証が欲しいといった要望についてはマイナンバーカードの利用を促すとよさそうですね。
宮田部長
なるほど、それは会社の実務としても助かりますね。あとそもそも健康保険証には写真がなく、なりすまし受診の問題もあると思いますから、将来的にはマイナンバーカードに一本化されるとよいのかも知れませんね。
大熊社労士
確かにそうですね。ちなみにマイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、事前に登録が必要です。登録の申込は、2020年度はじめからマイナポータルでできるようになるようです。
福島さん
でも、マイナンバーについてはいろいろと不安を感じている人も多いと思うんですよね。当社でもマイナンバーを提出したくないという従業員がたまにいるんですよ。
大熊社労士
マイナンバーの導入時にかなり不安を煽られましたからね。導入慎重派を納得させるためには仕方なかったのかも知れませんが、結果的には多くの国民に不安感を与えてしまったのだと思います。さて、今回のマイナンバーカードの健康保険証利用では、ICチップの中の「電子証明書」が使われるのであって、実はマイナンバー(12桁の数字)は使われません。よって医療機関や薬局の受付窓口でマイナンバーを取り扱うことはありませんし、診療情報がマイナンバーと紐づけられることもありません。
福島さん
そうなのですね。マイナンバーではなく、カードを使うということなんですね。
大熊社労士
はい、その通りです。マイナンバーカードについては、カードを取得し、IDを設定した場合に「マイナポイント」が国費で付与されるなど、その利用促進策が予定されています。まだまだ不信感は強いですが、徐々に普及していくのではないかと思います。
>>>to be continued
[大熊社労士のワンポイントアドバイス]
改めて、あけましておめでとうございます。今年は4月に同一労働同一賃金の対応、6月にパワハラ予防措置の義務化(いずれも中小企業は猶予措置あり)などが行われ、人事労務管理面の整備が重要な1年となります。またまもなく開幕する通常国会でも様々な労働関係法の改正が予定されています。今年も大熊ブログでは企業の人事労務管理の向上に向けた情報をお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(大津章敬)