社会人1年生・2年生のやる気に火をつける・奪うセリフはこれ
今春、新入社員を迎い入れたという企業は多いと思いますが、そうした新入社員とのコミュニケーションに苦労している経営者・管理者のみなさんが多いのではないかと思います。そこで今回は、ソニー生命保険が実施した「社会人1年目と2年目の意識調査2020」の中から、彼らのやる気に火をつけるセリフ、逆にやる気を奪ってしまうセリフについて見ていきたいと思います。
(1)社会人1年生・2年生のやる気に火をつけるセリフ
仕事で失敗をしてしまったときに、先輩から掛けられてモチベーションが上がる言葉のトップは「君がいて助かった、ありがとう」(37.7%)となりました。これに「本当によく頑張った」(27.6%)、「何でも相談してね」(24.4%)、「一緒に乗り越えよう」(22.1%)、「大丈夫、なんとかなるよ」(20.4%)が続いています。
(2)社会人1年生・2年生のやる気を奪ってしまう最も危険なセリフ
一方、モチベーションが下がってしまうセリフのトップは、「この仕事向いてないんじゃない?」(30.4%)。次いで、「私が若いころは○○だったのに」(26.1%)、「やる気ある?」(20.7%)、「もういいよ、別の人にお願いする」(20.3%)、「そんなことは常識でしょ」(20.1%)となっています。
結論を見れば、特にいまの新入社員が特別ではなく、その仕事が認められたと感じるとき、そして寄り添う形でのサポートを申し出たときにモチベーションが上がり、否定されたときに下がるという当たり前の結果となっています。若手社員とコミュニケーションをとる際には改めて意識しておきたい内容です。
参考リンク
ソニー生命保険「社会人1年目と2年目の意識調査2020」
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2020/nr_200421.html
(大津章敬)