東証プライム上場企業の2022年夏季賞与の妥結平均額は過去10年で最多の765,888円
新型コロナの影響で落ち込んだ賞与支給ですが、今年の夏季の状況はどうだったのでしょうか?今回は労務行政研究所の「東証プライム上場企業の2022年夏季賞与・⼀時⾦(ボーナス)の妥結⽔準調査」の結果を見てみることにします。なお、この調査は、東証プライム上場企業を対象に、今年の賃上げと同時期に交渉・決定した夏季賞与・⼀時⾦の妥結⽔準を調査したもので、⽀給⽔準は127社、⽀給⽉数では130社について集計したものとなっています。。
2022年春季交渉時に決まった夏季賞与・⼀時⾦の⽀給⽔準は、東証プライム上場企業の全産業ベースで765,888 円(前年同期比+46,877 円、+6.5%)となりました。業種別で見ると、製造業は790,878円(前年同期比+8.6%)、非製造業は688,500円(前年同期比△0.1%)となっています。
なお、この765,888円という妥結平均額は、過去10年間で最高の水準となっており、少なくとも大企業においてはコロナからの業績の回復が進んでいることが印象付けられる結果であると言えるでしょう。
参考リンク
労務行政研究所「東証プライム上場企業の2022年夏季賞与・⼀時⾦(ボーナス)の妥結⽔準調査」
https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000082928.pdf
(大津章敬)