過半数の企業で中途採用の充足率50%未満という深刻な採用難の時代
深刻な採用難の時代となっています。今回は、リクルートの「2022年度上半期 中途採用動向調査」の中から、中途採用の充足状況と2022年度下半期の中途採用計画の状況について見ていきます。
これによれば、2022年度上半期に中途採用の計画があった企業(全体の92.6%)の中途採用充足状況を見ると、採用充足企業(計画に対して100%以上採用できた企業)は19.0%に止まり、81.0%の企業で採用未充足、中でも中途採用充足率が50%に満たない企業は過半数の50.7%となっています。企業の採用の現場を見ていても、ほとんど採用できていない、その一方で社員の退職が止まらないという声を聞くことが多く、人材不足が事業運営に大きなマイナスとなる状況が出ています。
世界的にGreat Resignationと呼ばれる大転職時代となっていますが、改めて自社の社員の定着と採用力強化のための環境整備について議論を進めたいところです。
参考リンク
リクルート「2022年度上半期 中途採用動向調査」
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2022/1201_11847.html
(大津章敬)