業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準の改正 2023年10月中旬に適用開始へ
2023年9月に心理的負荷による精神障害の労災認定基準が改正され、「業務による心理的負荷評価表」の内容が改められました。これを受けて、血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準についても、認定基準が改正される予定です。
具体的には、認定基準の別表2心理的負荷を伴う具体的出来事に、「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」「感染症等の病気や事故の危険性が高い業務に従事した」が追加され、その他、項目の統合が行われます。
現在、血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準案に関する意見募集(パブリックコメント)が、2023年9月8日から始まり10月10日まで受け付けられています。2023年10月中旬を目途に厚生労働省労働基準局長通達を発出し、実施するとしています。
参考リンク
パブリックコメント「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準案に関する意見募集について」
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495230151&Mode=0
(福間みゆき)