経団連調査の2024年中小企業賃上げ集計の平均は10,420円(3.92%)

 今春の賃上げについて、中小企業の状況も徐々に見えてきました。本日は、日本経団連の「2024年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況」の第1回集計結果を見ていきたいと思います。なお、本調査は、原則従業員数500人未満の17業種754社を対象に実施されたもので、今回の結果は集計可能な17業種226社のデータとなっています。

 これによれば、今春の中小企業の賃上げの総平均は10,420円(3.92%)と、10,000円を突破しました。大企業と比較すると若干低いですが、昨年は7,864円(2.94%)でしたので、ほぼ1%上乗せとなっています。また業種別で見ると、製造業平均は11.042円(4.12%)、非製造業平均は9,286円(3.53%)となっています。


参考リンク
日本経団連「2024年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況(第1回集計2024/6/13)」
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/045.pdf

(大津章敬)