デジタル払いの希望はアルバイトの10%に止まる

 2024年8月20日の記事「賃金のデジタル払い 指定資金移動業者第1号はPayPay」では、いよいよ賃金のデジタル払いが動き出すというニュースをお伝えしましたが、実際にそのニーズはどれくらいあるのでしょうか?本日は、エンバイトが実施した「ユーザー1100人に聞いた「給与の支払い方」調査」の中から賃金のデジタル払いへのニーズについて見ていくこととします。なお、本調査はエンバイトを利用するユーザーを対象に実施されたもので、有効回答数は1,124名となっています。

 「希望する給与の支払方法を教えてください」との設問への回答状況(複数回答可)は以下のようになっています。
 口座振り込み 85%
 手渡し 34%
 デジタル払い(スマホ決済サービスなど) 10%
 
 このようにデジタル払いへのニーズはまだあまりないということが分かりました。ちなみにこの回答を年代別に見ると、20代以下で⑨%、30代で13%、40代以上で9%となっています。

 デジタル払いがまだ実際には始まっていないということもあってかこのような結果となっていますが、デジタルマネー各社は今後、様々なプロモーションを行っていくことが予想されますので、徐々に従業員からのニーズも高まって来ることが予想されます。


関連記事
2024年8月20日「賃金のデジタル払い 指定資金移動業者第1号はPayPay」
https://roumu.com/archives/123828.html

参考リンク
エンバイト「ユーザー1100人に聞いた「給与の支払い方」調査(2024/8/30)」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2024/38591.html

(大津章敬)