実務担当者は確認しておきたい「雇用保険適用業務 質疑応答集」
先日、岩手労働局のホームページで「雇用保険適用業務 質疑応答集(令和6年10月作成)」が公開されました。これは、岩手労働局の職業安定部職業安定課が、日頃、ハローワーク等の窓口で受ける質問についてまとめ、Q&Aの形式としてまとめたものです。
例えば、資格取得関係のQ1-10では、「資格取得や資格喪失の届け出に漏れがないか確認したい場合」の対応として「身分証をご持参の上で「雇用保険適用事業所情報提供請求書」を管轄のハローワークへ提出ください。雇用保険に加入中の被保険者一覧を提供することができます。なお、この手続きは電子申請ではお受けできません。」としています。
実務をやっていると疑問に思うことのほか、これまで疑問にさえ思わなかったことの発見もあるかもしれません。実務担当者の方は、一度、全体を確認しておくとよいでしょう。なお、Qは以下の内容となっています。
「雇用保険適用業務 質疑応答集(令和6年10月作成)」
1. 資格取得関係
Q1-1 雇用保険の加入要件
Q1-2 本人の被保険者番号が不明な場合
Q1-3 資格取得届の提出期限と確認資料
Q1-4 取締役や役員について
Q1-5 同居の親族について
Q1-6 雇用保険の資格喪失
Q1-7 資格取得日と前職離職年月日が重複した場合
Q1-8 会社都合で資格喪失した場合
Q1-9 同一法人内の異動の場合
Q1-10 届け出に漏れがないか確認したい場合
Q1-11 雇用保険の届け出様式について
Q1-12 届け出方法について
2. 資格喪失関係
Q2-1 資格喪失届の提出期限と確認資料
Q2-2 離職証明書の用紙について
Q2-3 月給者の基礎日数の数え方
Q2-4 雇用保険法上の賃金
Q2-5 年 4 回以上支払う特別な賃金
Q2-6 便宜的にまとめて支払う手当
Q2-7 欠勤者の基礎日数の数え方
Q2-8 宿直者の基礎日数の数え方
Q2-9 深夜労働者の基礎日数の数え方
Q2-10 被保険者期間の記載
Q2-11 30 日以上賃金支払いがなかった場合
Q2-12 届け出後に記載内容の誤りが発覚した場合
3. 高年齢雇用継続給付
Q3-1 被保険者が 60 歳に到達したとき
Q3-2 登録の要件
Q3-3 支給対象期間について
Q3-4 支給対象年月に支払われた賃金額について
Q3-5 みなし賃金の算定が必要な場合
Q3-6 みなし賃金の算定が不要な場合
Q3-7 月の途中で退職した場合
Q3-8 給付金の違いについて
Q3-9 年金との併給調整について
4. 育児休業給付
Q4-1 被保険者が育児休業を取得するとき
Q4-2 出生時育休と育休の違いについて
Q4-3 支給申請について
Q4-4 休業中の就労について
Q4-5 支給額について
Q4-6 賃金証明書について
Q4-7 支給期間について
Q4-8 第 2 子を妊娠した場合
Q4-9 育休中に退職した場合
5. 介護休業給付
Q5-1 介護休業給付の支給対象
Q5-2 支給上限と家族の範囲
Q5-3 支給要件について
Q5-4 支給額について
6. 事業所関係
Q6-1 事業所が移転したとき
Q6-2 代表者の変更
Q6-3 事務組合へ委託する場合
Q6-4 委託解除した場合
参考リンク
岩手労働局「雇用保険適用業務 質疑応答集(令和6年10月作成)」
https://jsite.mhlw.go.jp/iwate-roudoukyoku/content/contents/001981176.pdf
(宮武貴美)