厚生労働省、不妊治療と仕事の両立支援推進のためのマニュアルを公開

 少子高齢化が進む日本において、従業員の多様な働き方を支援することは、企業の持続的な成長に不可欠です。特に、不妊治療と仕事の両立は、当事者にとって大きな負担となり、離職につながるケースも少なくありません。そこで厚生労働省は小冊子「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」を策定し、公開しました。

 本冊子のポイントは以下のとおりです。
(1)現状と課題の理解
 不妊治療の現状や、仕事との両立における課題を把握できます。
(2)具体的な支援策の紹介
 休暇制度や勤務時間の配慮、相談窓口の設置など、具体的な支援策が紹介されています。
(3)事例紹介
 実際に両立支援に取り組む企業25社の事例が掲載されており、参考にすることができます。

 不妊治療と仕事の両立支援は、従業員のウェルビーイングを高めるだけでなく、安定的な人材確保の観点からも重要です。本冊子を参考に、従業員が安心して働き続けられる職場環境づくりを進めていきましょう。本冊子は、以下の関連リンクよりダウンロードできます。


参考リンク
厚生労働省「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30k.pdf

(大津章敬)