36%の求職者が採用動画を視聴、若手の志望度を下げる意外なコンテンツ

 近年、採用活動における動画活用が進んでいます。その効果はどのようなものなのか。本日は、エン・ジャパンの「「採用動画」に関する調査」結果を見ていきたいと思います。なお、本調査の対象は、エン転職を利用するユーザーで、有効回答数は1,393名となっています。
(1)転職活動において、企業の「採用動画」を何本程度見ましたか?
1本 8%
2本 8%
3本 8%
4本 2%
5本以上 10%
見ていない 64%

(2)採用動画を見ることで、その企業への志望度に影響はありますか?
影響がある 17%
少し影響がある 25%
あまり影響はない 13%
影響はない 7%
わからない 38%

(3)採用動画が志望度に「影響がある」「少し影響がある」と回答した方へ伺います。採用動画で、志望度が上がるコンテンツ内容について教えてください。
63% 仕事紹介
61% 1日の流れ
50% 会社・事業紹介
36% 福利厚生・制度の紹介
33% 社員インタビュー
30% 研修、育成制度の説明
24% オフィスツアー
21% 扱う製品・サービス等の紹介
16% トップインタビュー
11% パーパスや社風の説明
6% 社会貢献活動の紹介

(4)あなたにとって、適度に視聴できる採用動画の長さはどれくらいですか?
19% 1分未満
46% 1分~3分未満
23% 3分~5分未満
7% 5分~10分未満
1% 10分以上
4% 長さはあまり気にしていない

 このように合計で36%の求職者が採用動画を見ており、志望度に一定の影響があることが分かります。なお、志望度への影響ですが、20代は「トップインタビュー」や「社会貢献活動の紹介」が志望度を下げるという回答が他の世代と比較して多くなっています。
 
 動画の作成の際には、若手の意見も聞き、コンテンツを決定していくことが重要となるでしょう。


参考リンク
エン・ジャパン「「採用動画」に関する調査(2025/5/28)」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2025/41694.html

(大津章敬)