令和6年度の男性育児休業取得率は40.5%に上昇

 ここ数年、社会環境の変化もあり、男性の育児休業の取得率が急上昇していますが、注目の令和6年度のデータが以下のとおり公表されました。
 男性 40.5%(前年30.1%)
 女性 86.6%(前年84.1%)
 
 グラフをご覧いただければ分かる通り、女性はここ20年くらいの間、ほぼ8割台で推移していますが、男性は平成29年度に初めて5%を超え、上昇ペースが強まり、ここ2年間で急増という状況になっています。
 
 社会的な理解も、若手労働者の意識の変化が進んでいることに加え、産後パパ育休制度の創設や給付の引き上げなどの法改正も進んでいますので、今後、男性の育児休業取得率は更に上昇することは確実です。職場としては男性従業員も一定期間、育児休業を取得するという前提で職務設計など環境整備を進めることが重要です。


参考リンク
厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-r06.html

(大津章敬)