転職コンサルの81%が35歳以上のミドル人材の転職が増加と予想
近年、40代などのミドルクラスの人材の転職が増加しています。そこで本日はエンが人材紹介サービスの転職コンサルタント170名を対象に実施した調査結果から、ミドルの転職動向について見ていくことにしましょう。
そのポイントは以下のとおりです。
- 81%が「2026年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増加する」と回答
- 86%が「2026年はミドル人材にとって転職に適した年」と回答
- 2026年において35歳以上のミドル人材を対象とした求人が「増加すると思う」理由の上位は(1)若手人材の不足により採用人材の年齢幅を広げざるを得ないため」、(2)既存事業拡大に伴う経験者募集が増えているため、(3)管理職が不足しているためとなっています。
- 求人増加が見込まれるミドルクラスの年齢層は40代全は(71%)、30代後半(66%)が上位も、50代前半でも33%との回答。
- 求人増加が見込まれる「ポジション」は課長クラスが69%、部長・次長クラスが57%。
- ミドル人材の転職者に対して企業が求めるスキルの上位は「高い専門性とそれに基づく業務遂行能力」が84%、「多様な人材や働き方を理解し、チームをまとめて育成・指導するマネジメント能力」
かつては転職年齢が30歳、35歳などと言われる時代が長く続きましたが、少子高齢化による人材難が続く中で求める人材のタイプも変化していると感じる内容となっています。
別の調査では転職時において40代の多くが賃金が上昇する形での転職をしているという結果も出ています。今後、ミドルクラスはこれまで以上に労働市場における価値を高めていくことになりそうです。
参考リンク
エン「2026年ミドルの求人動向調査(2025/11/19」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2025/43751.html
(大津章敬)

