中小企業の賃上げ平均は3,830円~連合第6回集計
昨日、連合より2005春季生活闘争第6回改定集計のデータが発表されました。まず全組合対象の回答・妥結集計によれば、7月5日現在の賃金引上げ額平均は4,951円(引上げ率1.67%)となっています。昨年の実績はは4,654円でしたので、プラス297円という結果になりました。一方、中小企業の集計では従業員数99人以下の企業では3,512円(1.46%)、100人以上299人以下の企業では3,959円(1.60%)、全体では3,830円(1.56%)となっています。こちらも昨年実績では3,614円でしたので、プラス216円という結果になりました。
同時に発表された夏季一時金の集計では、組合員1人当たりの加重平均で2.35ヶ月(昨年実績2.19ヶ月)、単純平均で1.94ヶ月(昨年実績1.86ヶ月)となりました。額では加重平均で714,595円(昨年実績650,626円)、単純平均で497,115円(昨年実績466,476円)とプラスの結果が出ています。
このように見ると、賃上げ・夏季一時金共に昨年比大幅なプラスという結果になっています。全体的な企業業績の回復傾向がこうした統計からも窺い知ることができるのではないでしょうか。
(大津章敬)