初任給の水準の上昇続く 大卒194,549円/高卒155,500円
今日は先週に引き続き、連合から発表された賃金統計の中から初任給の調査である「2006春季生活闘争 初任給(第1回改定集計 2006/06/07集計)」の内容をご紹介しましょう。
企業業績の好転、2007年問題、若年労働力の不足などの要因によりにより、新卒の採用熱が高まっていますが、これに伴い、初任給水準の上昇が続いています。今回の集計における学歴/業種別初任給水準は以下のようになっています。中小企業にとっては新卒採用が非常に難しい環境になりつつありますが、同時に初任給の上昇は若手社員を中心に給与の逆転問題などを引き起こす可能性があるため、今後の昇給・ベアにも配慮が求められることになるでしょう。
高卒/生産技術職 154,439円(+468円)
高卒/事務技術職 155,500円(+916円)
製造業 153,811円(+688円)
商業流通 154,195円(+1,020円)
その他 166,406円(+551円)
大卒/事務技術職 194,549円(+745円)
製造業 200,246円(+989円)
商業流通 188,575円(+740円)
その他 194,456円(+242円)
参考リンク
連合「2006春季生活闘争 初任給(第1回改定集計 2006/06/07集計)」
http://www.jtuc-rengo.or.jp/roudou/shuntou/2006/shuukei_shoninkyuu/index.html
(大津章敬)
当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。