【実務家のための労務実務書紹介】日本法令「年金相談標準ハンドブック」

年金相談標準ハンドブック 実務書紹介の第2回は、年金についての書籍を取り上げましょう。ここ数年にわたり、話題に上り続けている年金制度。その中で本日は社会保険労務士が実務に利用しやすい書籍を紹介いたします。日本法令の「年金相談標準ハンドブック」です。


【お薦め対象者】
社会保険労務士


【お薦めのポイント】
網羅している範囲が広い
 600ページを超えるこの書籍は、国民年金・厚生年金のみならず、共済年金のことも取り上げています。題名の通り、年金相談のために備えておきたい1冊です。
巻頭に「年金相談に必要な資料」がついている
 「老齢厚生年金の支給開始年齢の引き上げスケジュールは….」、「雇用保険の高年齢雇用継続給の支給率は….」といった年金相談には欠かせない情報が巻頭にまとめられています。年金相談を受ける際には有効活用できるでしょう。
細かなポイントまで押さえている
 注意点を取り扱ったコラムとQ&Aが随所に取り上げられています。ここで実務における注意点が吸収できるでしょう。


【注意点】
分かりやすさよりも情報量を重視している
 今や書店では年金本コーナーが設置されるほど、年金に関する書籍はたくさん出版されています。その中には一般向けの本がたくさんあります。見開き1ページにカラーでポイントと図を取り上げた本も少なくありません。この書籍は、情報量が多く細かな点まで網羅しているため、それらの一般向け書籍と比較すると、読みづらくなっているでしょう。
最新情報や法改正に注意が必要
 この書籍も6訂が発売されています。年金は物価スライドだけを考えても毎年変更になり、法改正も頻繁に行われます。従って、最新情報や法改正情報には常に注意をして、知識のブラッシュアップを心がけなければなりません。


【書籍の詳細情報】
出版社:日本法令
書籍名:「年金相談標準ハンドブック」
     ※現在6訂発売中
定 価:3,990円  本体3,800円+税
購入は以下より:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4539719858/roumucom-22


(宮武貴美)


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