大卒初任給は3年ぶり増加の196,200円

大卒初任給は3年ぶり増加の196,200円 昨日、厚生労働省より「平成18年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」が発表になり、大卒初任給が3年ぶりに増加し、196,200円(対前年1.2%増)となることが分かりました。大卒の初任給は平成15年調査の198,100円から2年連続で減少していましたが、今年は2007年問題への対応なので、大卒への求人が急増したこともあり、初任給水準が引きあがったものと予想されます。


 その他、主な結果は以下のとおりとなっています。
[男女計]
大学院修士課程修了 224,800円(2.0%増)
大卒 196,200円(1.2%増)
高専・短大卒 168,400円(1.1%増)
高卒 154,400円(1.0%増)
[男]
大学院修士課程修了 224,600円(1.6増%)
大卒 199,800円(1.6増%)
高専・短大卒 171,300円(0.6%増)
高卒 157,600円(1.2%増)
[女]
大学院修士課程修了 226,000円(4.3%増)
大卒 190,600円(0.7%増)
高専・短大卒 166,600円(1.5%増)
高卒 149,400円(0.9%増)


 このようにすべての学歴で男女計、男女別とも、前年を上回るという結果となりました。中小企業にとっては新卒採用のハードルが高くなってきています。



参考リンク
厚生労働省「平成18年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/06/index.html


(大津章敬)


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