【実務家のための労務実務書紹介】労災保険情報センター「過労死(脳・心臓疾患)の労災認定のしくみ」

 最近問題となっているメンタルヘルスの話と関連して必ずと言ってよいほど引き合いに出される過労死の問題。今回はこの過労死の全体像を理解することに適した書籍を紹介いたしましょう。



【お勧めのポイント】
脳・心臓疾患の認定基準がわかりやすく説明されている
「脳・心臓疾患の認定基準」は制定から数回にわたる見直しが行われ、現行では平成13年12月に改正された基準が用いられています。この書籍では、その経緯から内容、労災の認定事例、労災か否かの判断ポイント、運用の実際・留意点まで、全体の流れを簡単に把握できるようになっています。

内容が網羅的になっている
官公署が発行するパンフレットは、関連情報について多くの内容は盛り込まれていません。この書籍では、労災保険のしくみから実際の労災認定事例の紹介やQ&A形式の解説が盛り込まれており、全体像を把握するには適した内容となっています。

【書籍の詳細情報】
出版社:財団法人 労災保険情報センター
書籍名:労災保険シリーズ5「過労死(脳・心臓疾患)の労災認定のしくみ」
定 価:1,000円(税込)
購入は以下より:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903286118/roumucom-22
http://www.rousai-ric.or.jp/book/index.html#1169410443

(宮武貴美)

当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。