日本経団連の2009年中小企業賃上げ調査 第2回集計結果は3,651円(1.42%)
先日、日本経団連より「2009年春季労使交渉・中小企業業種別回答一覧」の第2回集計(5月20日現在)結果が公表されました(画像はクリックして拡大)。この調査は、原則として従業員数500人未満の17業種764社を対象に行われたもの。この第2回集計では回答が出ている企業のうち、平均金額が明らかになっている232社の集計結果となっていますが、これによれば今春の中小企業の昇給平均は総平均で3,651円(アップ率1.42%)という結果になりました。昨年の実績は4,336円(1.68%)でしたので、△685円(△0.26%)の大幅減となっています。業種別で見ると製造業平均は3,918円(1.49%)、非製造業平均は2,939円(1.20%)という結果になっており、特に製造業での落ち込み(前年比△911円・△0.34%)が全体を押し下げています。
関連blog記事
2009年4月23日「日本経団連の2009年中小企業賃上げ調査 第1回集計結果は3,694円(1.40%)と前年比大幅減」
https://roumu.com
/archives/51540184.html
2009年4月8日「中小企業の2009年賃上げ 連合二次集計では4,136円(1.62%)」
https://roumu.com
/archives/51533173.html
参考リンク
日本経団連「2009年春季労使交渉・中小企業業種別回答一覧[第2回集計]」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2009/047.pdf
(大津章敬)
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