日経連調査の中小企業賃上げの平均金額は3,808円(1.50%)
2010年5月13日のブログ記事「中小企業の賃上げ 連合第4回集計では3,841円(1.52%)」では、連合調査による今春の中小企業の賃上げに関する集計結果をご紹介しましたが、本日は日本経団連が5月21日現在で集計した「2010年春季労使交渉・中小企業業種別回答一覧」の結果について取り上げましょう。この調査の対象は、原則として従業員数500人未満の17業種752社で、今回は回答が出ている企業のうち、平均金額が集計可能は243社の結果を集計したもの。
これによれば今春の中小企業の賃上げは全業種系金で3,808円(1.50%)という結果になっています。昨年実績は3,651円(1.42%)でしたので、連合の調査と同様、昨年よりは若干の改善が見られていています。これを業種別に見ると、製造業の平均は4,156円(1.59%)、非製造業の平均は3,023円(1.26%)となっています。
関連blog記事
2010年5月13日「中小企業の賃上げ 連合第4回集計では3,841円(1.52%)」
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/archives/51734809.html
2010年5月4日「今春の新卒初任給は96.6%の企業で前年据え置き」
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2010年5月2日「日本経団連の2010年大手企業賃上げ調査 第二次集計結果は5,838円(1.81%)」
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2010年4月28日「日本経団連の2010年中小企業賃上げ調査 第1回集計結果は4,028円(1.54%)」
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参考リンク
日本経団連「2010年春季労使交渉・中小企業業種別回答一覧[了承・妥結含](第2回集計:2010年5月21日現在)」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2010/045.pdf
(大津章敬)
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