傷病手当金の受給原因の傷病は「精神及び行動の傷病」が26.31%でトップ

傷病手当金の受給原因の傷病 先日、協会けんぽから「現金給付受給者状況調査(平成23年度)」が発表されました。この調査は、傷病手当金と出産手当金について、平成23年10月に受給した人の年齢、標準報酬月額、支給日数、支給金額、支給回数等を調べたものです。

 この調査の中で注目しておきたいものとして、傷病手当金の受給原因となった傷病がありますが、もっとも多いものとして「精神及び行動の傷病」が26.31%を占めたとのことです。平成7年においてはわずか4.45%であったこの原因が、平成15年には10.14%と10%を超え、平成23年には傷病手当金の全件数の4分の1以上となったことを考えると、私傷病によるメンタルヘルスに関連する疾患が増えたということの裏付けだといえるでしょう。

 メンタルヘルスに関連する疾患にかかる企業の損失はとても大きなものであることにいまや疑いはなく、改めてその対策の重要性を感じさせる結果となっています。


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参考リンク
協会けんぽ「現金給付受給者状況調査報告を掲載しました」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/news/detail.1.107392.html

(宮武貴美)

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