日本経団連調査による大企業年末一時金の最終集計結果は△2.95%の778,996円
先日、日本経団連より、2012年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果の最終集計が公表されました。この調査の対象は、原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手247社で、今回の最終集計は妥結済で集計可能な168社の結果。
これによれば今冬の大企業の一時金の平均は778,996円となり、前年同季比で△2.95%という結果になりました。これを業種別で見ると、特に製造業のマイナス幅が大きく、前年同季比△3.61%の769,270円、一方、非製造業は△1.03%の809,831円となっています。
マイナスとなるのは3年ぶりで、また△2.95%という減少率は1959年の調査開始以来過去3番目の大きさとなっています。ヨーロッパ経済の減速に加え、中国反日デモ問題による輸出の減少による業績の低迷に原因があると考えられますので、来年もこの傾向は続くと予想されます。
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参考リンク
日本経団連「2012年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(最終集計)」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2012/090.pdf
(大津章敬)
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