来春から2年間に拡大される国民年金保険料の前納制度

来春から2年間に拡大される国民年金保険料の前納制度 国民年金保険料には前納という制度があり、一定期間分の保険料を先に収めることで、保険料が割り引かれることになっています。現状、この前納制度は、1ヶ月・6ヶ月・1年になっていますが、先日、厚生労働省より期間が拡大されることが発表されました。

 今回追加されたものは、2年分の前納であり、毎月現金で納付する場合と比較して2年間で14,000円程度(平成25年度の保険料額による推計による計算)の割引になるとのことです。1年前納をした際の割引額が平成25年度では3,780円であることを考えると、かなり大きな割引だと感じます。この取扱いは平成26年4月末の口座振替から導入されることになっています。

 国民年金保険料の納付率は昨年50%を割り、深刻な問題となっています。この前納がどれほど納付率に影響するか、注目しておきたいところです。


関連blog記事
2012年12月18日「遂に50%を割り込んだ国民年金保険料の納付率」
https://roumu.com
/archives/51969461.html

参考リンク
厚生労働省「国民年金保険料の2年前納制度(口座振替)の導入」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034ax9.html

(宮武貴美)

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