「くるみん」認定企業が受けられる税制優遇 1年間延長へ
現在、国会では、次世代育成支援対策推進法等の改正案が議論されていますが、それに先がけ、次世代育成支援対策推進法に基づく認定を受け、次世代認定マークを取得した企業の税制優遇制度が1年間延長されることとなりました。
次世代認定マーク(くるみんマーク)とは
次世代育成支援対策推進法に基づき、策定が求められる一般事業主行動計画を策定、その行動計画に定めた目標を達成する等の認定基準を満たした企業が厚生労働大臣(権限委任された都道府県労働局長)から認定を受け、表示ができるマーク
税制優遇制度の概要
認定を受ける対象となった一般事業主行動計画の計画期間開始の日から認定を受けた日を含む事業年度終了の日までの期間内に取得・新築・増改築をした建物等について、認定を受けた日を含む事業年度において、普通償却限度額の32%の割増償却ができる
この優遇措置がこれまで平成23年4月1日から平成26年3月31日までとなっていましたが、1年延長され、平成27年3月31日までとなりました。くるみんマークの認定のためには細かな審査を受ける必要がありますが、受けている企業はこのような税制優遇措置の利用を検討してもよいかもしれません。
なお、次世代育成支援対策推進法は10年延長されて平成37年3月31日までとなる見込みです。これについては法改正が成立したら、詳しく取り上げることにしましょう。
参考リンク
厚生労働省「税制優遇を受けられる機会を逃していませんか?」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/29.pdf
(宮武貴美)
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