役位別の役員報酬 社長は3,430万円 平取締役は1,603万円
産労総合研究所は先日、「2013年 役員報酬の実態に関する調査」の結果を公表しました。今回の調査は、上場企業1,500社と未上場企業から任意に抽出した1,000社の計2,500社で、回答のあった144社の結果を集計したものですが、今回はその概要を取り上げましょう。
役位別にみた年間報酬の水準
役位別に見た役員の年間報酬額は以下のとおりとなっています。
会長 3,018.8万円(平均年齢69.9歳)
社長 3,430.3万円(平均年齢61.1歳)
専務取締役 2,214.4万円(平均年齢57.8歳)
常務取締役 1,808.6万円(平均年齢58.7歳)
取締役 1,603.9万円(平均年齢58.3歳)
役員賞与の支給状況
役員賞与については「支給している」企業が40.3%。支給方法は以下のとおりとなっています。
利益配分として支給(損金不算入) 44.8%
税務上損金算入が認められる事前確定届出給与 25.9%
利益連動給与(業績連動報酬等) 15.5%
退職慰労金制度の有無と今後の方向性
「退職慰労金制度あり」は、大企業ではごく一部だが、中小では8割弱
役員退任後に関する取扱い
役員退任後は「人によって異なる」52.1%、「常勤の顧問・相談役等になる」22.9%、「そのまま退任」19.4%
役員報酬に関する調査は意外に少ないので、参考になるのではないでしょうか。
参考リンク
産労総合研究所「2013年 役員報酬の実態に関する調査」
http://www.e-sanro.net/jinji/j_research/j_research01/pr1402-3/
(大津章敬)
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