新入社員の約7割 「残業は手当てがもらえるからやってもよい」と回答

新入社員の約7割 「残業は手当てがもらえるからやってもよい」と回答 先日、公益財団法人 日本生産性本部から「平成26年度「新入社員働くことの意識」調査」の結果が発表されました。この調査は、平成26年度新入社員2,203人を対象にした調査となっています。発表をされた結果のうち、残業に関するものを今日は取り上げておきましょう。

 調査項目の一つとして「残業についてどう思うか」という設問がありますが、最も多かったのは「手当てがもらえるからやってもよい」で、昨年度の63.0%から69.4%に急増し過去最高を更新しています。回答の選択肢として他に「手当てにかかわらず仕事だからやる」、「手当てがもらえてもやりたくない」は、調査開始の昭和46年以来、多少の上下はあるものの、全体としては低下する傾向があり、比較的割り切った考えの新入社員が多くなってきていることが伺えます。

 なお、調査結果の分析では、「昨今の「ブラック企業」などの残業不払いといったニュースを見聞きしている新入社員達が、残業はいとわないが、それに見合った処遇を求めている傾向がうかがえる」とまとめています。

 調査ではその他、「人並みか人並み以上か」や「この会社でずっと働きたいか」と言った設問が置かれていますので、ぜひ、その他の内容も確認してみてください。


参考リンク
日本生産性本部「平成26年度「新入社員働くことの意識」調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/lrw/activity001412.html

(宮武貴美)

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