更に高まりを見せる中堅中小企業の新卒採用意向
各種統計を見ても、実感ベースでも人手不足を感じることが多くなりました。特に中小企業においては必要な人材が確保できないという悩みが深刻になってきていますが、厚生労働省の調査でも中小企業の採用熱が高まっていることが明らかになりました。
厚生労働省は、来春卒業予定の大学生などに対する求人見込みについて平成27年6月1日から7月31日までの間、調査を行いました。その調査事業所数は31,592となっています。これによれば、調査事業所のうち、「来春卒業予定の大学生等の採用予定がある」と回答した事業所は全体の45.9%となり、前年度40.0%と比較すると5.9ポイントの増加となっています。また採用予定ありとする事業所のうち、「昨年より多くの人数を採用する予定」と回答した事業所も47.1%(前年度45.5%)となっています。
このように多くの中小企業が採用を拡大しようとしています。現在でも採用に苦戦している企業は多いと思いますが、今後、更にその状況は悪化すると見ておくべきでしょう。
参考リンク
厚生労働省「平成28年3月卒業予定大学生等への中堅・中小企業の求人見込み」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000097028.html
(大津章敬)
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