雇用保険 資格取得届等の様式が来年1月より大幅変更へ
雇用保険の手続きについては、2016年1月より個人番号(マイナンバー)を記載することになるため、届出様式が一部変更になる予定であることはかなり前から周知されていました。厚生労働省のホームページでも以前より「個人番号を記載する様式案(平成27年7月時点の改正案です。)平成28年1月より使用していただく様式の案となります。」として、新様式案が掲載されていました。
この新様式案では、現状の様式と比較すると、マイナンバーのほかにも被保険者が外国人の場合に記入する欄が追加されています。これに関し、先日、パブリックコメントが出されました。追加の目的として、「外国人被保険者に係る確認処理業務の適正化・効率化のため、雇用保険被保険者資格取得届等に、ローマ字氏名欄、在留資格欄を追加」と挙げられています。具体的には、左図の赤枠の部分が追加されることになります。
これまで、被保険者氏名はカタカナのみを記載することになっていましたが、在留カード記載順に、ローマ字氏名を記載することになります。今後、外国人労働者については、マイナンバーのほかに、在留カードのローマ字氏名も確認した上で、届け出ることになります。なお、新様式は2016年1月1日から利用開始の予定となっています。
参考リンク
パブリックコメント「雇用保険法施行規則の一部を改正する省令案に関する御意見の募集について」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495150221&Mode=0
厚生労働省「マイナンバー制度(雇用保険関係)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000087941.html
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/
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