今年度の新入社員「プライベート重視派」が急上昇

プライベート重視 先日もご紹介した日本能率協会の「2018年度 新入社員意識調査報告書」ですが、ほかにも興味深い点がありますので、取り上げたいと思います。

 最近はワークライフバランスという言葉に代表されるように、仕事とプライベートの両立を考え、よりプライベートを重視する傾向が強まっています。今回の調査結果はそれを裏付けるものとなっています。「A) プライベートを優先したい」か「B)仕事を優先したい」かについての設問の結果は以下のようになっていまS。
A 24.1%
どちらかというとA 51.7%
どちらかというとB 20.5%
B 3.7%

 このように「A」と「どちらかというと A」の合算は75.8%となり、「B」と「どちらかというと B」の合算の24.2%を大きく上回っています。さらにこれを時系列で見ると、年々、プライベートを優先したいという回答が増加しています。

 特に今回の調査で大きく数値が上昇していることは、新入社員の早期離職を防止する観点からもこうした傾向が強まっていることは押さえておくべきでしょう。


参考リンク
日本能率協会「2018年度 新入社員意識調査報告書」
http://www.jma.or.jp/keikakusin/pdf/recruit_2018.pdf

(大津章敬)

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