民間主要企業の春季賃上げは前年比463円増の7,033円

賃上げ 各種調査によれば、今春は大手企業を中心に例年よりも高水準の賃上げが行われています。本日は厚生労働省の「平成30年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況」の結果を見てみましょう。この調査の対象は、妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000 人以上の労働組合のある企業334社。よって大企業の結果と考えるのがよいでしょう。

 これによれば、今春の賃上げにおける平均妥結額は7,033円で、前年(6,570円)に比べ 463円の増となっています。現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.26%で、前年(2.11%)に比べ 0.15ポイントの増。

 人材難により、初任給などの見直しが行われていることもあり、今春は多くの企業でベアが行われましたが、今回はその影響を受けたということになるのでしょう。


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参考リンク
厚生労働省「平成30年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00770.html

(大津章敬)

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