管理職が部下に身に付けて欲しい能力は「チャレンジ精神」「積極性・主体性」
日本中の管理職は日々、自身のマネジメントについて悩んでいるのではないかと思いますが、一般社団法人日本能率協会は先日、全国の部課長400人を対象に、組織の活力向上に向けた取組み意識に関するアンケート調査を実施しました。
それによれば、自身がマネジメントしている部・課について、71.8%が「活気がある」と回答していますが、同時に「特定の人に仕事が偏ってしまう」「新しい発想・チャレンジができていない」などのマネジメント上の悩みを抱えていることが分かりました。
今回はこの調査の中から、「よりよいマネジメントをするために、部下に身に付けてほしい能力・資質」についての回答を見ていきたいと思います。その結果は以下の通りとなりました。
40.3% チャレンジ精神
37.8% 積極性・主体性
26.0% コミュニケーション力
24.3% 創造力
24.0% 協調性
18.3% 情報収集力
16.3% 交渉力
14.8% 情報発信力(プレゼン力・文章力)
13.5% 他人に対する思いやり
5.5% デザイン思考力
このように、全体では「チャレンジ精神」が40.3%でもっとも多く、次いで37.8%の「積極性・主体性」となっています。ここからは、部下に指示されたことだけではなく、もっと主体的に新たな業務に取り組んで欲しいという上司の想いが伝わってきます。特に今後到来するAIの時代には、定型業務の機械化が進み、新たな分野に自らの発想で取り組んでいく能力が求められます。そうした能力を持つ社員を多く育成することはすべての企業の課題となっていくことでしょう。
参考リンク
日本能率協会「部課長400人アンケート「組織活力とマネジメント意識調査」結果」
https://jma-news.com/archives/aw_newsrelease/2382?_ga=2.102336135.728045551.1544713416-323998914.1544713416
(大津章敬)
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