大学生の就職先選択の決め手1位は「自らの成長が期待できる」

会社選択 大卒新卒社員の採用に苦戦している企業が多いのではないかと思います。より効果的な採用活動を行うためにはいまの学生の会社選びの基準を理解しておくことが重要です。そこで今回は、リクルートキャリアが2018年12月1日時点で民間企業への就職が確定している大学生に対して実施した、「就職先を確定する際に決め手になった項目」についての調査結果を取り上げましょう。

 男女別の回答は以下のようになっており、「自らの成長が期待できる」が1位となっています。
47.1% 自らの成長が期待できる
37.8% 福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している
37.0% 希望する地域で働ける
29.5% 会社や業界の安定性がある
27.5% 会社・団体で働く人が自分に合っている
22.2% 会社・団体の理念やビジョンが共感できる
20.2% 会社や業界の成長性がある
19.4% 年収が高い
16.1% ゼミや研究等、学校で学んできたことが生かせる
16.0% 教育・トレーニング環境や研修制度が充実している
15.1% 会社・団体の知名度がある
15.0% フレックス制度、在宅勤務、テレワーク、育児休暇等、
14.3% 働き方に関する制度が充実している
10.2% 会社・団体の規模が大きい
 9.4% 裁量権のある仕事ができる
 9.4% 課題活動(サークル、アルバイト)や学校以外で学んできたこと・経験を活かせる
 1.7% 会社・団体の規模が小さい
 1.1% 副業ができる

 また、この結果の男女別のトップ3は以下の通りとなっており、女性に限定すると「希望する地域で働ける」が1位となっていることが分かります。
[男性]
49.0% 自らの成長が期待できる
32.8% 福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している
28.9% 希望する地域で働ける
[女性]
46.4% 希望する地域で働ける
44.8% 自らの成長が期待できる
43.6% 福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している

 今後の採用広報においてはこうした結果も意識し、ホームページの制作やセミナーのコンテンツなども検討されるとよいのではないでしょうか。


参考リンク
リクルートキャリア「就職プロセス調査」
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190131-01/

(大津章敬)

当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。

facebook最新情報の速報は「労務ドットコムfacebookページ」にて提供しています。いますぐ「いいね!」」をクリック。
http://www.facebook.com/roumu

当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。