10/11中国在住コンサルタントによる反日デモの現地状況報告と駐在員の危機管理セミナーを緊急開催しました

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 2012年9月の日本国政府による尖閣諸島国有化に関する閣議決定に伴い、中国各地では大規模な抗議デモが勃発、在外公館や店舗の破壊行為が相次いで発生しました。この深刻な状況を踏まえ、長年、中国で労働問題や社会問題に取り組み、2003年のSARS2005年の反日デモの現場ルポを提供し続けてきた中国在住12年のベテランコンサルタント清原学が中国から緊急帰国し、去る1011日に弊社セミナールーム(名古屋市東区)にて緊急セミナーを開催しました。

本セミナーでは、デモの状況に関する最新のルポ、その背景に隠された中国の社会問題や中国政府の思惑、そして日本企業の関係者がもっとも懸念している、現地法人の状況や、駐在員・家族に関する危機管理のあり方についての報告を主なテーマとし、当日は、講師が現地で実際に撮影した写真をスライドで紹介しながら、現地にいなければわからないデモ隊の分析や、日中両政府の動きの解説を行いました。受講者の皆様は、実際に現地はどうなっているのか、他の企業はどのように対応しているのかなどといったところに関心が高く、熱心に聴講されていました。なお、当日の模様は、1013日(土)付の中部経済新聞にも取り上げていただきました。

<セミナー開催概要>

~中国在住コンサルタントからの緊急報告!~

『反日デモの現地状況と進出企業駐在員の危機管理のポイント』

(セミナーのポイント)

○尖閣の国有化決定から今日に至るまでの中国政府の対応

○反日感情と破壊行為における社会的不満の根本原因を探る

○デモの現場から報告するその特徴と見通し、2005年の反日デモとの相違点

○進出企業に与える影響と駐在員および家族の危機管理のあり方

○日本、中国のそれぞれの立場と、関係改善のために必要な努力は何か

○新しいフェーズを迎えた中国進出企業のリスクマネジメントと本社の対応  


講  師:株式会社
名南経営  中国在住コンサルタント 清原 学(在住歴12年)
            (プレシード上海<上海基望斯企業管理>董事長総経理)
開催日時:2012年1011日(木)16時~18
開催場所:名南経営本社研修室 1091ビル4階セミナールーム
主  催:海外経営研究会(株式会社名南経営)

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