悪化が鮮明になってきた愛知県の雇用情勢

悪化が鮮明になってきた愛知県の雇用情勢 中国問題による自動車の減産など、愛知県経済の先行きは更に混迷を深めていますが、雇用情勢についても悪化が鮮明になってきました。

 先日、愛知県労働局は平成24年9月分の「最近の雇用情勢」の統計を発表しました。その結果は以下のとおりとなっています。
有効求人倍率(季節調整値) 1.10倍
・3ヶ月連続で前月を下回る。
・求人数は減少(前月比1.9%減)、求職者数は増加(前月比2.8%増)。
新規求人倍率(季節調整値) 1.53倍
・4ヶ月連続で前月を下回る。
・求人数は減少(前月比0.5%減)、求職者数は増加(前月比8.9%増)。

 このように愛知の求人状況は5月をピークに急速に悪化してきています。特に新規求職者が前月比8.9%の大幅増になっているのは、今後、更なる求人倍率の悪化を予想させます。


参考リンク
愛知労働局「最近の雇用情勢(平成24年9月分)」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0063/9995/20121030113931.pdf

(大津章敬)

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