愛知県の障害者雇用数は過去最高を記録し、実雇用率は1.61%に
障害者雇用は来春より法定雇用率の2.0%への引き上げ(現在は1.8%)が予定され、今後、重要性が増す分野となっていますが、そんな中、先日、愛知労働局は「平成24年「障害者の雇用状況」(6月1日現在)」の集計結果をまとめ、公表しました。
これによれば愛知県(従業員数56人以上の民間企業)の平成24年6月1日現在の雇用障害者数は23,688人(前年比3.6%増)となり、過去最高を記録。これにより実雇用率は1.61%とこちらも前年比0.02ポイントの上昇、雇用率達成企業の割合も前年比1.0ポイント上昇し、43.8%となっています。
一方で、雇用者のうち、身体障害者が18,273.5人(雇用障害者に占める割合は77.1%)、知的障害者が4,460.5人(同18.8%)、精神障害者が945.0人(同4.0%)となっており、精神障害者の割合が非常に低くなっています。現在、厚生労働省では精神障害者についても企業に雇用義務を課す方向での検討を進めていますので、平成26年度以降に予想される精神障害者の雇用義務化の影響が懸念されます。
されますので、今後の失業者の増加が懸念されるところです。
参考リンク
愛知労働局「平成24年度「障害者の雇用状況」集計結果」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/jyoho01/syokugyoutaisakuka/shougaisha_koyoujyoukyou.html
(大津章敬)
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