職種により大きなミスマッチが発生している名古屋の雇用
愛知ハローワークは毎月、有効求人数と有効求職数を集計した「求人、求職バランスシート」を公表しています。本日は名古屋市内の職種別の求人倍率の状況を取り上げましょう。
以下は平成25年3月分の職種別有効求人倍率データです。全体では1.44倍となっていますが、職種によって大きな差があることがよく分かります。
保安 7.84倍
建設 3.73倍
専門技術 3.25倍
サービス 3.16倍
輸送・機械運転 2.92倍
管理 2.1倍
販売 1.42倍
生産工程 1.07倍
運搬清掃 0.8倍
事務 0.49倍
農林漁業 0.26倍
計 1.44倍
保安の7.84倍が突出していますが、建設、専門技術、サービスについては3倍を超えています。一方、事務職は0.49倍に止まっており、職種によるミスマッチが拡大していることが分かります。愛知県の雇用は急速に改善していますので、職種によっては更に採用が難しくなることが予想されます。
参考リンク
愛知ハローワーク「求人、求職バランスシート〔常用〕名古屋市版 平成25年3月内容」
http://aichi-hellowork.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0092/3039/201342511729.pdf
(大津章敬)
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