平成24年の労基法・安衛法等違反による送検件数は前年比5.0%増の63件

平成24年の労基法・安衛法等違反による送検件数 労働トラブルは依然として高水準として推移していますが、愛知労働局は、労働基準法、労働安全衛生法など労働関係法令の違反のうち、特に重大・悪質な事案に対しては、積極的に司法処分を行う方針としています。先日、平成24年に管下14労働基準監督署(支署)が送検した司法処理の状況の集計が公開されましたので、本日はそのポイントについて見ていくこととしましょう。

平成24年の送検件数は63件と、前年と比較して3件(5.0%)の増加となっている。
主要違反事項別の内訳を見ると、労働基準法・最低賃金法違反 29件、労働安全衛生法違反が34件となっている。
労働基準法・最低賃金法違反の中では、賃金不払(退職金含む)が23件と大半を占めている。なお、賃金不払い残業については2件。
労働安全衛生法違反のうち、機械等へのはさまれや高所からの墜落等の危険の防止措置についてが17件、労災かくしが7件であった。


参考リンク
愛知労働局「愛知労働局における司法処理の状況」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/houdou/2013/06240_002.html

(大津章敬)

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