昨日発表された2013年6月分の完全失業率は3.9％となり、4年8ヶ月ぶりの3％台に突入しました。このように全国的に雇用が急回復していますが、愛知県は全国的に見ても雇用が堅調な地区の一つに数えられています。そんな中、愛知県労働局は平成25年6月分の「最近の雇用情勢」の統計を発表しました。その結果は以下のとおりとなっています。
有効求人倍率（季節調整値）　1.33倍
・4ヶ月連続で前月を上回る。
・求人数は増加（前月比0.6％増）、求職者数は減少（前月比1.5％減）。
新規求人倍率（季節調整値）　2.10倍
・2ヶ月ぶりに前月を上回る。
・求人数は減少（前月比6.2％増）、求職者数は増加（前月比3.2％減）。

　このように2か月ぶりに新規求人倍率が2％台に突入しました。雇用の面においてはリーマンショック前の水準を回復しており、今後、ミスマッチの拡大も相俟って、本格的な求人難の時代がやってくることになりそうです。

関連blog記事
2013年7月5日「2013年5月の愛知県の新規求人倍率 6ヶ月ぶりに減少し、1.92倍に」
https://roumu.com/archives/29942711.html

参考リンク
愛知労働局「最近の雇用情勢」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/jyoho01/syokugyouanteika/anteika01.html
総務省統計局「労働力調査（基本集計） 平成25年（2013年）6月分(2013年7月30日公表)」
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm

(大津章敬)
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/

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