愛知県の有効求職者数から分析する求職者の動向

11月12日 愛知労働局が毎月集計している「労働市場概況『レイバー・マーケット・プロフィル』」の平成26年9月版が公表されました。この労働市場概況は、愛知県の求職、求人、求人倍率等を年齢別、産業別、職業安定所別など様々な角度からまとめたものです。今回はこのうち、年齢別の常用労働者の職業紹介状況について見てみましょう。

 平成26年7月の月間有効求職者数を男女別に比較してみると、男性は60歳~64歳で最も多く、定年後の再就職先を探す求職者が多いことがうかがえます。一方で、女性は25歳~29歳が最も多く、次いで30歳~34歳が多ことから出産・育児を機に退職した女性が多いものと推測されます。

 以上から、採用を検討している企業の方は、安定的な人材確保のためにも、高年齢者や仕事と育児を両立する女性が働きやすい就業環境を整えることが必要となってくるでしょう。


参考リンク
愛知労働局「労働市場概況『レイバー・マーケット・プロフィル』」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/jyoho01/syokugyouanteika/lmp_bn.html

(日比野志穂

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