我が国の活力と成長力を高め、持続可能な社会をつくるために仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）の実現が求められています。特に労働の分野では、長時間労働を前提とする慣行を改めることが求められてきましたが、全国的にも長時間労働を行う労働者の割合は目立った減少傾向を示しておらず、過労死等に係る労災認定件数も高水準で推移しているのが現状です。

　愛知県においても、全国と比べ長時間労働の傾向が見られ、2013年の調査では、所定外労働時間が１カ月あたり12時間と全国平均よりも長く、月間総実労働時間も145.8時間で全国平均の145.5時間を上回っています。そこで愛知労働局と「愛知県『働き方改革』に向けた関係機関連絡協議会」に参加する愛知県、労使経済団体等は、2015年2月4日「愛知『働き方改革』に向けた協同宣言」を行いました。

　今後は、参加各機関が、各企業の取組を促進し先進的な事例を紹介する等の活動を通じてこの宣言に賛同する自治体や各団体等と連携しながら「働き方改革」を進めていくとしています。このような活動を通じて、働く人、家庭、地域、企業が元気になり、魅力的な愛知県が実現されると嬉しいですね。

参加各機関
愛知県、愛知労働局、愛知県経営者協会、愛知県商工会議所連合会、愛知県商工会連合会、愛知県中小企業団体中央会、日本労働組合連合会愛知県連合会、公益社団法人愛知県労働基準協会・各地区労働基準協会　

参考リンク
愛知「働き方改革」に向け、関係機関が共同宣言を発表！
http://www.pref.aichi.jp/0000079891.html

（中島敏雄）

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