2014年の愛知県労働委員会での労働事件取扱件数は減少
愛知県労働委員会より、2014年1月から12月までの1年間に取り扱った不当労働行為の審査、労働争議の調整、個別労働関係紛争に係るあっせんなどの事件処理の概要を取りまとめた「平成26年版愛知県労働委員会年報」が公開されました。
このうち、個別労働関係紛争に係るあっせんは10件、うち新規申立ては6件となっており、2001年以降で最多を記録した2013年に比べると半分程度に減少しています。このうち、申出はすべて労働者からなされており、申出の内容は「解雇」がもっとも多くなっています。
このように、労働委員会で取り扱うあっせん事件の総数は減少していますが、従業員数の規模別で確認すると、300人以上が前年より7件減少していますが、50人以上300人未満では横ばいとなっています。いつおこるか分からない労働トラブルに備えて自社の労務管理の課題を定期的に確認し、適切な対応をとっておきましょう。
参考リンク
愛知県「平成26年版愛知県労働委員会年報を発行しました」
http://www.pref.aichi.jp/0000081074.html
(日比野志穂)
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